ワンビーでは人も犬も楽しいしつけ方で、みんながいつも笑顔でいられるように願っています

コラムT パピートレーニングの薦め

WONBEでは生後6週齢〜6ヵ月齢までをパピートレーニングとしています。
人間の年齢に換算すると2歳〜10歳程度と言われています。
生後6ヵ月を過ぎなければトレーニングは受け付けないという施設もあるようですが、人間なら10歳を過ぎるまで、何の教育も受けさせないなんて考えられないですよね。
幼稚園や小学校では勉強だけではなく、集団生活の中で社会性を身に付け、友達と遊びいろいろなものを学んでいます。
犬も子供の頃に覚えたことは成犬になってからも記憶に残っていますからとても重要なことなのです。
子犬を迎えて真っ先に教えておきたいのがトイレのしつけです。
トイレトレーニングのコツは、絶対に失敗させないように環境を整える。
そして、トイレのタイミングを知る、上手にトイレができたら褒める。
細かい注意点は他にもありますが、基本はこの3点ができればOKです。
トイレの失敗を叱っても、ちゃんとできるようにはなりませんし、ある程度成長してしまうと、排泄を我慢するようになってしまいますので、小さいうちが勝負です。
トイレトレーニングは乳離れしていれば、いつでも始められます。
パピートレーニングには犬だけではなく、飼い主さんも御家族で参加していただきたいと思います。
そうすることで、全員が犬を上手にコントロールできるようにもなりますし、楽しいコミュニケーションがとれるようになれば信頼関係も生まれ、リーダーシップも取れるようになります。
また、この時期の子犬は成犬に比べて、警戒心や恐怖を感じることが少なく、大抵のことに馴れてしまいます。
力もまだ弱く女性や子供でも十分に押さえが効きます。
「人間の方が力も強いんだぞ!」と一度記憶させれば、成犬になってからもそれを忘れることはありません。
@咬みつきの抑制
A興奮の度合いをコントロールする
B体のどこを触っても平気になる
C社会化(人・犬・他の動物・場所・音・物)
Dリーダーシップ
Eトイレトレーニング
Fオビディエンストレーニング
これらを、教えることで人間との良い関係が創られます。

コラムU 信頼関係と上下関係

犬との信頼関係や上下関係を築く為には何が必要でしょうか?
かわいがってあげれば良いのでしょうか?
犬が満足できるようにしてあげれば良いのでしょうか?
厳しく接した方が良いのでしょうか?
答えは、全て必要です。
でも、かわいがるだけでは、過保護になって分離不安やわがままになる子もいるでしょう。
かわいがるのは「甘やかす」こととは違います。
犬が満足する為に、なんでもしてあげていれば、犬の方が上位なのかと勘違いするかもしれません。
厳しすぎれば、人に対して恐怖や不信感を抱くようになるかもしれません。
厳しくするのは「恐怖を植え付ける」ためではありません。
犬には人間の言葉の意味は理解できませんから、きつく叱っても理解できません。
叱ってばかりでは、犬も人間もイライラするばかりでつまらないでしょう。
犬に接するときは、それら全ての要素がバランス良くミックスされなければいけません。
でもそれぞれの配分は犬によって様々です。
うまくバランスが取れているかどうかは、犬が教えてくれます。
注意深く観察してみましょう。
と、ここまで書いたのは、普段の接し方の注意点ですが、実はこの二つを一度に理解させられる方法があります。
それがクリッカートレーニングです。
指示を出す人間と、それに従う犬 という関係は上下関係です。
クリッカートレーニングは、失敗をしても叱られることはありません。
上手にできたら、ご褒美がもらえます。
犬は、自分の行動を適切に評価し、褒めてくれる人間を嫌いになるはずがありません。
つまり、それが信頼につながってくるのです。
「芸」を教えるのではありません。
いつでも、どこでも人の指示に従えるように、犬をコントロールできることを目標にがんばってみてください。
            

コラムV 働かざるもの食うべからず

私たち人間は、作業(労働)の代償にお金をいただき、衣食住に費やします。
犬は、衣食住の中の 衣 と 住 は特別必要ありませんし、お金も必要ありません。
「食」は生死に直結しますから、犬の本能としてなくてはならないものです。
でも、ペットとして飼われている犬達の餌は、何もしなくても飼い主が与えてくれます。
「訓練で、ご褒美として食べ物を与えるのは嫌だ」とおっしゃる方でも餌は必ず与えます。
もちろん、最終的には「飼い主から褒められるのが最高のご褒美」を目標にするのは良いことですが、最初からそれだけで教えるのは大変です。
飼い主の指示どおりに作業ができた時に与える食べ物(ご褒美)と、何もしなくても与える食べ物(餌)。
同じ「食べ物を与える」という行為ですが、比べてみて下さい、どちらの方が価値が高いのか。
「働かざるもの食うべからず」です。
人間だって良い仕事をして認められて、たくさんお給料がもらえたら、もっと仕事を頑張ろうっていう気持ちになりますよね。
犬だって同じなんです。
頑張っている事を認めてあげて、報酬として「犬が一番もらってうれしい物」を与える。
そうすればもっとトレーニングに対して意欲的になりますし、自分を認めてくれた飼い主に対し、尊敬や感謝をするでしょう。
こうして信頼関係を得て、リーダーシップを取れるようになっていくんです。
ちょっと極端な書き方になりましたが、餌を与えちゃいけないってことではありません。
食べ物というご褒美は犬にとって最高の強化子になりうるのですから、これを利用しない手はないと思うのです。
ご飯の世話やお散歩を毎日してあげているのは私なのに、イマイチ犬がなつかない、という方。
嘆く前に犬とたくさんトレーニングをしてみてはいかがでしょう。
きっと良い関係が作れるはずですよ。
            

コラムW オビディエンストレーニング

一般的に「服従訓練」などと呼ばれます。
私も便宜上この言葉を使うことがたまにありますが、個人的には好きな言葉ではありません。
犬は人間の奴隷ではありませんから、服従させる必要はないと考えるからです。
それに犬は学習する事が出来る知能を持った動物ですから、訓練を行うのに高圧的な態度で犬を脅えさせる必要はありません。
特に、初期段階でこういった教え方をすれば、訓練嫌いになってしまう危険もあります。
高圧的な態度を取る飼い主の元で育った犬は「叱られたくないからやる」という風に育つ可能性が高くなります。
これは裏を返せば「叱らない人の指示には従わない」ということです。
犬は頭の良い動物ですから、人を見分けて態度を変えてくることもしばしばです。
では、どうすれば服従ではなく、その特定の動作を犬に理解させられるのかというと、理屈は単純明快です。
「特定の動作(例えばオスワリ)をしたら良いことが起きる(例えばオヤツがもらえる)」という条件を覚えさせるだけです。
動作を覚えたら、その後はどんな場所でも、ご褒美がなくても出来るように練習を積んでいきます。
始めての動作を教える時は、出来るだけ犬の体には触らずにその動作に誘導すると無理なく覚えてくれます。
クリッカーを使えば、どうすればご褒美がもらえるのかをさらに明確に犬に伝えることが出来ますので、やっても良いことを教えるには最適なツールと言えるでしょう。
例えば初めてフセを教える時に、犬の背中を押して無理やり伏せさせようとしたり、前足を持って引きずり倒したりすると、頑なにその動作を拒むようになる子もいます。
結果を焦らないでじっくりとつき合えれば陽性強化のみで教えることは十分可能だと思います。